「実に面白い」 by 湯川学(福山雅治)
映画「容疑者Xの献身」が原作に近いテイストで作られた作品であるならば、このTV版は”福山雅治”に合わせてアレンジされた「実に面白い」快作であると思います。
「ガリレオ」 出演:出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、渡辺いっけい
深夜の住宅街で騒いでいた若者グループの1人の頭部が突如炎上し、死亡する事件が発生。オカルトめいた不可解な事件に直面し、早くも捜査に行き詰まった新人刑事・内海薫(柴咲コウ)は先輩の刑事・草薙俊平(北村一輝)の紹介を受け、「変人ガリレオ」と呼ばれたある天才物理学者(湯川学:福山雅治)に捜査の協力を申し出る……。
芸人のみっちーの影響もありますが、福山=湯川になってしまっています(少なくとも私の中では)。湯川は原作と違って、クールでちょいとひねくれてて、嫌味でちょいとイヤラシイ(スケベではなく)、だけど不快でない、そんな不思議なキャラに進化したと思います。
原作から入ると、相棒が草薙でなかったり、湯川が妙に軽かったり、より一層に屁理屈ふりかざしたり、異常に女性人気が高かったりと突っ込み所満載です。ストーリーも大分いじっているし・・・。無意味に数式書いて3本指を顔の前にかざすし、決まり文句はあるし・・・。しかし、原作もののドラマ化なんて多かれ少なかれアレンジされる事を考えれば、許容範囲かと思います。
ちなみにこのドラマのメインBGM「vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜」は、最早「ガリレオ」ではなく福山作曲という事もあり今や福山のGMのようです。こういった点も福山=湯川を裏付けてるのでは?とにかく東野圭吾と福山ファン、ドラマファンにとってこのドラマは、「実に面白い・・・!」。
- 作者: 東野圭吾
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