通りすがりの仮面ライダーだ by門矢士(井上正大)

仮面ライダーとともに育ってきた?私にとって、企画から非常に関心高く、毎週楽しみにみていました。それが・・・。

仮面ライダーディケイド」  

 平成ライダー10周年!という祭りを堪能してきました。前半の新解釈の平成ライダー世界を巡る旅。賛否はあったと思いますし、個人的に「えっ?」て思うもの(例:アギトの世界)もありましたが、結構楽しんでみてました。しかし「電王の世界」で、やっぱオリジナルキャストはいいねえ、と思い、その後の「響鬼の世界」でもイブキさんやザンキさんを観てその思いを強くしたら・・・後半はオリジナルキャスト登場の連続。BLACK&RXの登場はその最たるものでしょう。

 「シンケンジャーの世界」も非常に楽しめました。ディケイドのすごさを実感しました。もう何でもあり、何でも許される、的なノリと凄みを感じました。そして劇場版「オールライダー対大ショッカー」。まさに集大成という感じで、多少の不満(オリジナルキャストがもっと出てほしい、など)はありましたが、非常に楽しめました。
 そしていよいよ本日は最終回。はっきり言って話としては絶対に回収できない、と思ってました。最終回の1回前で何も謎が解けていない以上無理でしょう(^^;)。しかしディケイドは話は破綻してても「祭り」としては非常によい番組だったので、どんな終わりでも受け止めよう、という今までにない寛大?な気持ちで観ました。

 いや〜、最後まで想像を超えてました。まさか何も解決しないとは・・・。それどころか、普通に「次回に続く」という感じで終わったときは何が起きたか全くわかりませんでした。続いて始まった映像で意味はわかりましたが、これってあり?、という感じです。映画については、劇場版の最後での告知が制止画だけなので違和感はありましたが、映像は流せなかったんだ、と今日わかりました。でもねえ、どうなんでしょ。いろんなブログで皆さんが書いてるとおり、せめてTVとしての最終回を全うすべきだと自分も思います。劇場版に続けるにしても、TBSで昔やってた「ケイゾク」のように一旦話を完結させておきながら、実は終わってなかった・・・、結末は劇場で!!という感じにして欲しかった。「ディケイドは世界だけでなく、自らの番組も破壊した」と誰かが書いてましたが・・・まあ、いろんな意味でものすごいライダーでした。

でも、劇場版の頃まで世間にこの熱は残ってるんでしょうか?まあ、Wの中でうまくあおるんだろうな・・・。