「でもそれは学校じゃ教えられないの」 by舞ちゃん(深田恭子)

kekkon-xx2008-09-20

今30〜40代の人が思春期に見ていた思い出のドラマ、と言えば中山美穂・木村和也の「毎度おさわがせします」が浮かぶのでは。恐らくこのドラマは(結果はともかく)その現代版を意識していたのでは…。

学校じゃ教えられない!」 (深田恭子谷原章介仲里依紗、中村 蒼、朝倉あき

五十年の伝統ある私立名門女子高。しかし少子化の影響を受け、今年から男子生徒を入学させることに。
栄えある男子1期生の数はたったの5人。
女の園に憧れ入学するものの、‘5vs600’という圧倒的なプレッシャーを前に、すっかり打ちのめされる5人の男子。

一方、この女子高のOGにして、現在、英語の教師3年目・相田舞(深田恭子)は、悶々とした日々を送っていた。
最近の生徒の笑顔は死んでいる。青春のきらめきが感じられないのだ。どうにかしたい!
そして思いついたのが
『社交ダンスで、フィーリングカップル』!!
舞は、5人の男子と、様々な事情で学校からはみ出している女子5人を社交ダンスの世界に誘うことに。しかし、10人の生徒たちは社交ダンスをやる気がない上に、人に言えない様々な悩みを抱えていた。他に行く場所もない10人は、舞の勢いに押され、なかば無理やり社交ダンスをやり始める。
順調にいくかに見えた社交ダンス部だったが、ある事件が起こってしまい、男子5人は学校全体を敵にまわしてしまう!

社交ダンス部の存続はいかに!?

こんな感じで始まったこのドラマ。「毎度おさわがせします」世代には、フカキョン演じる舞ちゃんのこだわりが全く理解できず、ましてや生徒の誰にも感情移入が出来るはずもなく、劇中に描かれている高校生世代にも「フィーリンカップル」など知ないので支持されるわけもなく、有名な生徒役も仲里依紗の他いない為、一度も10%を超えないという残念な視聴率で終了してしまいました。まあ低視聴率の女王・深田恭子の主演だったので予想通りでしたけど。
ですが、主要生徒の造詣が(現実感はともかく)しっかり出来ていたし、個々の生徒の問題をしっかり解決していく中で友情を深めていく展開は、同時期に他局で放送していた某「太陽と海〜」の中途半端に人を殺す展開よりもずっと納得がいくし、好感が持てました。個人的には深田恭子が主役ではなく、学生役の中村蒼朝倉あきが主役と思って観ていたし(事実結末もそんな感じ)、こういう青春(古っ!)もいいなと思いました。また、前クールの「パズル」の時から思ってましたが、朝倉あきちゃん可愛いです。今後に期待大!!(あくまで個人的に・・・です)。

ラストが消化不良、と思った方はすぐに公式HPのスピンオフドラマを観るべし!これでやっと無事に最終回、という感じになれます。
いろいろ言いたい事は他にもありますが、でもそれは・・・・・「学校じゃ教えられない!

学校じゃ教えられない! オリジナル・サウンドトラック

学校じゃ教えられない! オリジナル・サウンドトラック