「世の中にはフェアなんてことは何もない」 by 篠原涼子

kekkon-xx2007-01-07

 ドラマから映画化、映画からドラマ化というのは最近の流行ですが、この作品もその流れにのって映画化が決定しました。3/17公開!!

「アンフェア」 主演:篠原涼子

 検挙率No.1で警視庁トップの美人刑事・雪平夏見(篠原涼子)と、相棒で新米の刑事・安藤一之(瑛太)。ある日、予告殺人が起こる。現場に残された「アンフェアなのは誰か」という謎のメッセージ。その事件は、ある小説の内容に沿って殺人が進行していた。事件が起こると、必ず次の殺人予告がされる。破天荒な敏腕刑事と、劇場型犯罪を楽しむ犯人の戦いは始まっていた。 このドラマは3つの事件(《小説型予告殺人事件》《募金型身代金誘拐事件》《×連続殺人事件》)とその黒幕を解き明かす推理サスペンスです。
 今が旬(?)の篠原涼子が破天荒でクールなバツイチ刑事に非常にハマッテいて、内容も無理やり意表をつく展開の連続で出演者全部が怪しいという非常に「作り物と」して面白いドラマでした。連ドラ後のSPでもその意趣は引き継がれ、更に謎を深めて映画へという見事な繋ぎでした。
 実は原作者の秦健日子さんは、もともと脚本家で我らが阿部ちゃん主演の「最後の弁護人」「ドラゴン桜」のメインライターです。その処女小説がこの「アンフェア」の原作である「推理小説」(河出書房刊)で、初版時の帯には阿部ちゃんの推薦文も載っており私もそれにつられて買った一人です。原作は第一の事件《小説型予告殺人事件》だけで終わっていて、正直ドラマの展開に驚きました。逆にドラマを観てから原作を読んだ人は不満だったみたいですが・・・。
 ともかく、個人的にはSPも面白かったし、映画も観ようという気にさせてくれる作品です。続編の小説も早く読まねば・・・。

 ●「アンフェア DVD−BOX」ポニーキャニオン   税込:21,945円
  「推理小説」 河出書房新社          税込:620円
  「アンフェアな月 刑事雪平夏見」河出書房新社 税込:1,680円

Lady Generation~淑女の世代~

Lady Generation~淑女の世代~