「俺はハンサム。ナウでヤングなハンサム。」 by陣内孝則

kekkon-xx2006-12-16

 私が押してた「鉄板少女アカネ」が見事に打ち切られました。個人的には好きだったが、料理対決のカタルシス不足、とりとめのない内容、世界バレーによる不規則な放映時間・・・など考えると、まあ、仕方ない。ただし、このドラマであらためて思ったのは、「陣内孝則はいい!」という事でした。コミカルとシリアスな場面での落差、弾けっぷりとシリアス場面での威圧感、素晴らしい。そんな陣内さんの役の中で私が一番好きなのは・・・・

■「天国に一番近い男」 1999.1月〜3月 主演:松岡昌宏

 ・・・です。主人公は、何をやっても中途半端で、自他共に認めるネガティブシンキングのダメ男:甘粕四郎(松岡昌宏)。そんな彼の前に現れたのが、自称「天使」の天童世死見(陣内孝則)。「今のままではお前は生きている価値がない。よって1月8日午後1時30分に死ぬ」。生き残るためには神様から与えられた命題をクリアしなければならない。クリアできなければ即死亡。「小春ちゃんとキスできなければ即死亡」「明日4時30分までに一番大事な約束を守れなかったら即死亡」「間違った選択をしたら即死亡!」などなど。数々の命題をクリアしていくうちに四郎は人間として成長し、天童とも不思議な絆が出来ていく。自信をつけ仲間も恋人(奥菜恵;可愛かった・・・)もできるが、天童との別れの時が・・・。
 キャストは豪華で、他に窪塚洋介池内博之渡辺いっけい北村総一朗袴田吉彦など。内容はコメディタッチで遊び心満載。放送時に、裏の日テレで「カリオストロの城」を放映したときは主要キャストがルパンのコスプレしたり、その前のクールで陣内さんが出演していた「眠れる森(主演:中山美穂木村拓哉)」の格好で天童が出てきたり、知ってる人は「ニヤっ」とする所満載です。本当に陣内さん演ずる天童はバカで間抜けだが、頼りがいのある「いい奴」で、松岡君とのコンビを毎週楽しみにしてました。最終回後もSPが放送され、結局完結したのは2000年12月29日のSPで20世紀の最後を飾った?作品です。 2001年4月から「教師編」が続編として放送され、松岡君は違う役で、陣内さんは同じ天童役で出演してましたが、キャラは全く別人で個人的にはいまいちでした。ただ、1作目は大好きなので未発売のSPも含めてDVD−BOXにして欲しい作品です。

 ●「天国に一番近い男DVD−BOX(MONOカンパニー篇)」(絶版)
  「天国に一番近い男(教師篇) VHS」          (絶版)