「土曜の次はサンデーズ!!」 by上戸彩

AOKI 2006秋冬スーツ『もてスリム』

 12月に入り、秋の連ドラもいよいよ佳境。最終回を迎えるものも出てきました。が、昨日ネタにした「だめんず〜」筆頭に12月頭に終わるものはいわゆる「打ち切り」です。最近は打ち切りになるものも結構目立っており、今期は「だめんず」「鉄板少女」「もうひとつの恋」がそれに当ります。この傾向は夏ドラマから目立ち、私が個人的に好きなこのドラマもその対象でした。

■「下北サンデーズ」 主演:上戸彩

 テレ朝渾身のドラマで事前番宣は非常に力を入れていましたが・・・。結果はずっと10%を下回る散々な結果。 内容は、下北沢(しもきたざわ)が舞台となっており、主人公の里中ゆいか(上戸彩)が千葉大学理学部の入学説明会でのハプニングから「下北サンデーズ」という小劇団に入団する。そこで出会った貧乏劇団所属の若者たちとの青春模様をコミカルに描く。原作は直木賞作家:石田衣良氏、演出は堤幸彦氏と「池袋ウエストゲートパーク」(TBS系)のコンビが復活。それが何故あんな結果に・・。
 恐らく、「テレ朝」だったがゆえに巧く素材を料理できなかった。フジならば違った結果に・・・、と思われる。恐らく意図的に「クサイ」セリフを散りばめ、一昔前の青春モノ風を狙った様に思えるから。そんな技術がテレ朝には・・・。多くは言うまい。もう一つは「役者」。佐々木蔵之介佐田真由美山口紗弥加など芸達者もいたが、カンニング竹山森三中大島など全体的な雰囲気を・・・・・、多くは語るまい。上戸彩ももともとが上手な役者ではないのでどことなく学芸会ムードが満載だった。
 しかし、貧乏な若者が夢を持って成功をつかむとぼけたサクセスストーリーという点で個人的には非常に気に入っているドラマです。勿論、「未熟〜」が決めゼリフの上戸彩や脇役の高部あいがかわいかった事もあります。

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